屋根・外壁 遮熱リフォームのご紹介

屋根遮熱リフォーム
屋根をリフォームしたいという方のために、合わせてに高い断熱効果を実現する遮熱工法をご紹介します。

いずれの工法も既設の屋根を撤去することなく施工できますので、生活空間はそのままに、工期短縮、撤去費・処分費がかからない優れた屋根葺替工法といえます。
ただし、既存と新設の間に空間を設ける必要があるため、下地工事が必要になります。

それぞれの屋根タイプに合せた施工例を一例ごとにご紹介しますが、新設屋根に選べるタイプ、色は様々です。お客様のご要望に合った屋根に対応できると思います。お気軽にご相談下さい。

屋根遮熱リフォーム@ 瓦棒屋根
ここでは新設屋根として丸はぜ折板66型【YN−66型】のリフォーム工法をご紹介します。

既存の瓦棒葺き屋根の上に遮熱断熱アルミシートを直接載せます。瓦棒の凸部が垂木の代わりとなり、アルミシート下の空気層を作ります。
次にアルミシートの上に垂木を取付け、垂木にタイトフレームを留付けます。 

瓦棒屋根 遮熱リフォーム 見本



屋根遮熱リフォームA コロニアル屋根
コロニアル屋根とはスレート系の洋風屋根で広く普及しています。
一般住宅で見かけるのは瓦屋根かこのスレート系屋根がほとんどでしょう。

ここでは新設屋根として横段葺き屋根のリフォーム工法をご紹介します。

既存のコロニアル屋根に木胴縁を取付け、遮熱断熱アルミシートを敷設します。その上にさらに新設屋根の下地となる木胴縁を取付け、横段葺き屋根を施工します。

コロニアル屋根 遮熱リフォーム 見本



屋根遮熱リフォームB 折板屋根
折板屋根は大型物件から住宅物件にも幅広く使われています。タイプも様々ですが、ここでは重ね式折板 ルーフデッキ88型【YN−88型】の遮熱リフォーム工法をご紹介します。

既存のタイトフレームのボルトに専用の金具を取付け、C型鋼を取付けます。C型鋼に新設折板のタイトフレームを取付け、同形状の折板を葺きます。

折板屋根 遮熱リフォーム 見本



屋根遮熱リフォームC 大波スレート屋根
大波スレート屋根は工場や倉庫等に広く使われています。
大波スレート屋根の遮熱リフォーム工法にはスチールカバー工法で施工します。スレート屋根のフックボルトを利用し取付ける専用の改修金具と、鋼製ハット垂木で屋根下地をし、鋼板製屋根で仕上る工法です。

スチールカバー工法と遮熱断熱アルミシートを組合わせた遮熱工法です。

大波スレート屋根 遮熱リフォーム 見本



外壁の遮熱リフォーム
外壁をリフォームしたいという方のために、合わせて高い断熱効果実現する遮熱工法をご紹介します。

外壁遮熱リフォーム@
既存の外壁は撤去し、下地胴縁に遮熱断熱アルミシートを敷設します。
アルミシートの上にさらに胴縁を取り付けます。これはアルミシートはその前後に空気層を設けなければ遮熱効果が得られないためです。

既存外壁の種類によっては、既存外壁はそのままに、その上に胴縁を直接取り付ける工法もあります。(コンクリート造や窯業系サイディング 等) 

外壁 遮熱リフォーム@ 組付図


外壁遮熱リフォームA 小波スレート
小波スレート壁の場合、屋根と同様スチールカバー工法で施工します。

小波スレート壁を止めているフックボルトを利用し、専用の改修金具を取付け、断熱遮熱アルミシートを敷設します。その上に鋼製ハット垂木を取付け、仕上げの金属サイディングを貼ります。

外壁 遮熱リフォーム 小波スレート 見本



遮熱材とはどんなもの?【遮熱断熱アルミシートの構造】
遮熱断熱アルミシート
高い絶縁構造を持ち、放射熱の移行を阻止し、隔壁や空気及び蒸気熱等の完全な隔壁となります。

遮熱断熱アルミシート断面構造
その構造は2枚の多孔質シート(バブルパック)が、ポリエチレンフィルムの上に積層され、これに加えてアルミを被覆したポリエチレンを多孔質のシートの外側に重ねたものです。この高い遮断熱性能をもつシートは夏の暑さや冬の寒さから、室内環境をやさしく守る遮熱断熱シートです。

遮熱断熱アルミシートの特徴

高遮熱性 たった8mm厚の遮熱材でお求めになりたいR値を実現できます。
熱輻射 98.6%の高純度アルミをシート両面に使用。冬の冷輻射熱、夏の暖輻射熱を防御すると同時に、室内の暖冷気を外へ逃がしません。
広い使用
温度範囲
−40℃〜80℃と広範囲な温度領域で使用可能です。
安全性 腐食性や毒性、ガン原生等がなく、非常に安全性が高い。
大気への汚染物質の放出はありません。接着剤及び有機溶剤未使用のため、有害性物質(ホルムアルデヒド)の放出もありません。
作業性 カッターやハサミで簡単に切断できるため、作業効率が非常に向上します。作業時はまぶしさ防止のためサングラス等が必要です。
多種の取付
方法が可能
ボルト締め、接着、釘打ち、縫いとじ、ホッチキス止め、テープ止め等、種々の取付方法が可能です。
軽量 1平方メートル当り335g程度の重さなので運搬が非常に楽です。
廃棄物の減少 全量使い切ることができ、リユース、リサイクルに優れています。
防水性 全く水を寄せ付けませんので、防水シートの必要もありません。

販売元 且O木産業のHPにより詳しい解説をされています。合せてご覧いただければよりご理解いただけると思います。


暑さの源とは?
暑さの3原則
伝導 ・・・ 熱の移動が物体内の粒子の接触によって伝わる熱
対流 ・・・ 流体<空気>の密度が温度により変化し、密度差に基いて浮力が生じ、空気の移動により熱伝導がされる場合
(または送風による空気に移動で生ずる熱伝達)
輻射 ・・・ 全ての物体は熱のエネルギーのいくらかを波動として放射または吸収する

熱移動の3原則の比率

熱の移動には伝熱、対流、輻射があります。
今すんでいる私達の建物での熱移動ははどうなっているのでしょう?
ペンシルバニア州立大学の発表では、熱移動の75%が放射によって行われ、伝導では5〜7%であり、対流は計測が難しく一定ではありませんが平均20%程度といわれています。

また、空気の熱伝導率は0.023W/mKと非常に小さいものです。
室内では対流と放射によって熱が移動し、屋根や壁を通しての伝導によって熱が外部に移動します。実際には放射による熱流が、対流や伝導による熱流に比べ圧倒的に大きいので、屋根や外壁は通常反射面として取り扱うことが出来ます。

伝導と対流の25%の熱移動の断熱に、繊維系断熱材や発泡系断熱材が使用されていますが、一般的な物体の放射率は0.8〜0.95程度で、良好な吸収体であると同時に良好な放射体でもあるのです。
75%の輻射熱を遮断する方法があればよりよい断熱ができると考えられます。
この屋根や外壁の反射面に高純度のアルミニウムの輻射材をしようすることで熱移動を少なくするのが遮熱断熱工法なのです。
反射率の比較

『遮熱断熱アルミシート』と従来断熱材との比較
アメリカで開発された高純度のアルミ遮熱シートが国内で生産されるようになりました。

アルミニウムの熱伝導率は288W/mKであり、銀銅金に続いての熱伝導率です。
アルミニウムの放射率は平均値0.04〜0.06であり、銀銅金に続いての放射率です。
このアルミ遮熱シートの反射率は97%と高く、わずか3%の放射熱を通すだけであり、アルミシートの中に8mmの空間を作る事により熱伝導を防いでいます。

その効果は硬質ウレタンと遮熱断熱シートで覆われたボックスでの温度変化を実験した記録でも明らかになっています。
また、グラスウールでの在来工法と遮熱断熱工法の内外温度差をグラフに表したデータもあります。比較検討をしてみてください。

これまでの断熱材よりも薄く、遮断熱性能の高い遮熱断熱シート

硬質ウレタンとの比較実験

ウレタンとの比較遮熱断熱シート8mmと、硬質ウレタン50mmを施工した内容量一定のボックスに、235℃の熱を放射した場合、1時間後13.1℃の温度差となりました。
遮熱断熱シート施工のものは、表面温度が上がらず、たえず25℃を維持し、熱を吸収せず反射していることが解ります。また硬質ウレタンの場合、熱源を切っても内部に溜まった熱は逃げず、長時間高温の状態が続きました。

ウレタンとの比較

次に、遮熱断熱工法と在来工法(グラスウール)を比較した実験データがあります。

グラスウールとの比較実験

グラスウールとの比較


『遮熱断熱アルミシート』は結露が起こりやすい?

遮熱シートは結露が起こりにくい

遮熱断熱アルミシートは結露を起こしにくい商品ですが、原理を理解し、正しい施工方法を守らなければ結露を起こしてしまいます。

もっと詳しく情報が欲しい!という方は『お問合せ』より気軽にご相談下さい。ご希望の方には資料送付もいたしております。